きゅうひゃくにじゅうえん。＜２＞

【これ】の続き。

後輩が帰った後「暇ですか？」と樹にメールしてみたら
「とりあえずお昼食べてから考える」と言われました。
そっから1時間半後ぐらいに樹から電話。

凌「はい」
樹「まだおるん？」
凌「いるよー」
樹「もう出る感じ？」
凌「いや、別にまだおれるよ」
樹「今から行ってもよいですか？」
凌「どうぞー」

ということで樹合流。

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後半、私達は何をしてたんでしょうかね(笑
今考えると非常に照れるというか・・・。

樹「どーも」
凌「どーも」
樹「誰かおったん？」
凌「うん。○○(後輩の名前)がおったよー」
樹「そうなんや！珍しいな」
凌「なー。うちも初めてやったわ」


後輩にカムアウトしちゃったんですよねっていう話。

凌「なんか昨日帰ってる途中に後輩に言うたんやんかぁ」
樹「まじで！？」
凌「まじで。ほんで、あんまり詳しく言えなかったからさっきしゃべっててん」
樹「そっか。何て言ってた？」
凌「んー、普通やったで」
樹「よかったなぁ」
凌「うん」


最近気になる人ができたかもしれないっていう話。

凌「なんか最近気になる人ができたかもしれないんですよねー」
樹「まじで！？」
凌「うん。まぁ自分でもどうなんかわからへんねんけども」
樹「んー」

ああだこうだと私のモヤモヤしているのを言うたら、樹の見解を話してくれた。
「凌ちゃんがほんまにどう思ってるかはわからんけど、
話を聞いた感じだと、相手がノンケさんではないからっていうので
(私が)『付き合えるかもしれない』と思ってるところがあるんじゃないか。
それで好意が向き始めてる？」
だそうです。

・・・うーん。【私がこないだ思ったところ】ではある。
やっぱそうなんかなー・・・

実はこの話を碧ちゃんにはしていました。

凌「碧ちゃんには『凌ちゃんがすごい湊ちゃんに縛られてる気がする』って言われた」
樹「まぁ確かに縛られてる感じはすごいする」
凌「うーん・・・」
樹「でも迷うってことはやっぱそんなけ湊ちゃんのこと好きやったんやろ？」
凌「うん。そうなんやと思う」
樹「なんぼでも話は聞くけど、結局凌ちゃんがどうしたいかやからなぁ」
凌「ですよねー・・・」

樹「んじゃ、とりあえず湊ちゃんとかその気になる人とか置いといてさ」
凌「うん」
樹「付き合うって言うても具体的に何したい？」
凌「へ？」
樹「だって『ごはん一緒に食べたい』とかは別に友達でもできるやん？付き合ってまず何がしたい？」
凌「え・・・」
樹「ぎゅってしたい？」
凌「うーん・・・難しいな」

なかなかこっ恥ずかしい状況になってきたのは気のせいですか。

樹「思いつくままどんどん言ってみいや。付き合ったら何ができると思う？」
凌「・・・あー、えっと、逢いたいときに『逢いたい』って言える」
樹「なんで？」
凌「だって付き合ってなかったら迷惑かなとか相手のこと気にしてしまうから。
付き合ってたら素直に『逢いたい』って言うてもいいんじゃないかなーって」
樹「なるほど。他には？」
凌「うーん・・・」

私があんまり言わないと踏んだ樹。
次の手を打ってきました。

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【ラスト】