じゅう、きゅう、はち、なな、しち・・・ ＜２＞

【これ】の続き。

【この日】のこととか話した。

凌「まさか『隣にいます』とか言えんやろ(笑」
樹「確かにな(笑」


湊のことを聞かれる。

樹「そういえば最近進展ないん？(笑」
凌「ない！(笑」
樹「えー！つまらん(笑」

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この日、光にも言われたんよなぁ。
オープンキャンパスの合間に。

光「(湊と)連絡とった？」
凌「・・・とってません」
光「なんでメールせえへんの！」
凌「いやぁ、だってさー・・・」
光「このままいったら(告白が)無かったことになってしまうで」
凌「うん・・・」
光「それでいいなら何も言われへんけどさー」
凌「自分でもわからん」
光「まぁ、あたしも人のことやからこんな強気に言えるけど、自分のこととなったら無理やからね(笑」
凌「誰もがそうですよねー(笑」

周りに心配掛けているみたいです。

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女心と秋の空。

凌「女心ってわからんわー。よく『彼氏がわかってくれへん』って言うてる女の子おるけど、そんなん簡単にわかるわけないやんと思う」
樹「そんなこと言うてるあなたは女の子ですよね(笑」
凌「まぁいちおうそうなんですけどねー(笑」

いやほんとに難しい。


日本語の数の不思議。

凌「数字の4と7って『し』と『よん』、『しち』と『なな』って２通りあるやん？使い分けてるなって思う？」
樹「いや、特に。俺の場合『しち』って噛みやすいから使わんけど。なんで？」
凌「『しち』は『いち』や『し』と音が似てて間違いやすいから『なな』を使って、『し』は『死』を連想させるからそれを避けるために『よん』を使うと思うんやけど、じゃあさ、1から10まで数えてみて」
樹「いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう」
凌「逆に10から1まで数えてみて」
樹「じゅう、きゅう、はち、なな、ろく、ご、よん、さん、に、いち」
凌「何か気がつかへん？」
樹「あ！！！」
凌「4と7の言い方違うやろ？」
樹「うん！すげぇ！！」
凌「今日のオープンキャンパスで先生がミニ講義んときに言うたらしいんやけどさ、高校生と一緒になって叫んだもん(笑」
樹「無意識に使い分けてるんやもんなぁ」

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※余談※
「いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう」
この数え方は中国由来(漢語)のものです。
「ひ、ふ、み、よ、いつ、む、なな、や、この(ここの)、とお」
この数え方は日本古来(和語)のものです。
言いやすさとかで使い分けてるみたいですね。
【参考１】【参考２】

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なんやかんやで1時間半は経ってた気がする。
雨も止んできた。

樹「そろそろ帰りましょうか」
凌「・・・・・・ラーメン食べたい(ぼそっ」
樹「・・・まじで？」
凌「いや、あの、そんなつもりは・・・」

何を言うても無駄ですよね、このタイミングだと。
食べたいなぁと思ったものがぽろっと出ただけやったんやけど。

碧ちゃんにラーメンのお誘いメールをしたらオッケーとのこと。

樹「さっきの4と7のやつ、(碧ちゃんに)言うてや(笑」
凌「わかった(笑」

しばらく待って碧ちゃん到着。

ラーメン屋さんでチャーシューメンを食べる。

樹「さっきの言うて(笑」
碧「なになに～？」
凌「4と7の言い方2通りあるけど使い分けてる感覚ある？」
碧「いや？」
凌「じゃあ、1から10まで数えてみて」
碧「いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち、きゅう、じゅう」
凌「10から1まで数えてみて」
碧「じゅう、きゅう、はち、なな、Σはっ！！」
凌「すごい。全部言う前に気づいた(笑」
樹「気づかんよなぁ」
凌「うん。『いち、に、さん、し、ご、ろく、なな、はち、きゅう、じゅう』は言うかもしれんけど、『じゅう、きゅう、はち、なな、しち、ろく」
樹「(笑い出す)なんで7を2回言うたん？(笑」
凌「あ、ほんまや！気づかんかった(笑」

ほんとは「『じゅう、きゅう、はち、しち、ろく、ご、し、さん、に、いち』は言わへんよなぁ」って言いたかったんです。
自分の中でツボに入ってしまってなかなかラーメンが食べられへんかった(笑
タイトルはここから取りました。


樹が「うん。これぐらいの辛さがうまい」とおいしそうに食べていたので、半分ぐらい食べたところでうま味唐辛子を入れる。

辛いものが平気なこともあり、結構な量をすくう。
入れていたら間違いなく強辛以上。

碧「凌ちゃん、あの、そのスプーンについてるので充分やと思うんやけど！」
凌「そう？」
碧「うん」
樹「ラーメンの器の縁(ふち)にスプーンぶつけたら結構落ちるで」

ということで、すくっていた分を戻して、入れてみる。
レベル的には中辛？
食べたら、あんまり辛くない。

凌「(また唐辛子を入れる)」
樹「それ、たぶん強辛ぐらいやで」

ちょっと辛くなったかなぁ。

碧「あたしもちょっとちょうだい」

碧ちゃんのスープ辛さチェック(笑

碧「なんか、豚汁の味がする！」
樹「意味がわからんのやけど」
碧「いや、ほんまにするって！樹飲んでみいや」
樹「んじゃ、ちょっといただきます」
(樹試食)
樹「あ！なんか言いたいことわかるかも！」
碧「やろ？」

私のチャーシューメンは、ごぼうとか入ってそうな味がしたらしいです(笑


満腹になって帰り道。
樹と碧ちゃんに送ってもらいました。

駅にて。
「ありがとうございました」「うん、またねー」「気をつけてねー」とか言うたあと、改札をPiTaPaで通ろうとしたらピンポーン！って引っかかって入れませんでした・・・。
弁明をすると、樹からの着信で一旦駅を出たときの履歴が残っていたらしく、再入場はできませんよって引っかかったみたいです。
後ろを振り返ったら樹と碧ちゃん笑ってるし。
相当恥ずかしかった・・・orz


めっちゃ長くなった！